〇大盛丸海運(たいせいまるかいうん)は、遠洋かつお・まぐろ漁業を発展的に解消し、1960年に冷凍運搬船事業を創設して以降、南氷洋や北洋など世界各地から日本へ魚介類を運搬してきました。現在は、冷凍運搬船2隻を運航しインド洋・大西洋で漁獲された冷凍鮪を日本へ運搬しております。
乗組員構成については職員が日本人16名、インドンシア人2名、フィリピン人4名・部員については、インドネシア人40名で配乗シフトを組んでいます。インドネシア人の部員には、日本語が理解できるベテランが多く、荷役作業では大きな戦力となっています。大盛丸で働くインドネシア人やフィリピン人は友好的な人間が多く、若手の日本人船員ともすぐに仲良くなっています。
第拾五号大盛丸
二拾四號大盛丸
〇冷凍鮪を運ぶ冷凍運搬船と他の船種との大きな違いは、洋上転載が有ることです。洋上で鮪船と接舷し、鮪船から冷凍鮪をデリックを使って艙内へ転載します。マイナス55度の艙内で行う冷凍鮪の積み付け作業は船長・機関長以外の乗組員で行います。極寒で行う荷役作業及び時化の中で行う接舷・離舷作業については、特に安全に注意しなければなりません。昨年から、乗組員からのヒヤリハット報告を基に荷役作業時の注意点をまとめた動画(日本語・英語版)を作成し、新卒・中途採用者の乗船前教育に使用しております。
〇航路は、日本(清水港)~台湾(高雄港)~シンガポール~インド洋~ケープタウン~大西洋~カーボベルデ~大西洋~ケープタウン~インド洋~シンガポール~日本(清水港)となっており、一航海の期間が130日(約4カ月)程です。
航海中の乗組員の楽しみは、船舶向け衛星通信サービスを利用し家族や友人にメールやLINE、インターネットをすることです。陸上のように、YOUTUBE等の動画を見る事は難しいですが、日本のテレビ番組や映画のDVDは船内には沢山あり観る事ができます。また、寄港地で上陸し、買い物や飲食をする事は外航船ならではの楽しみです。
鮪船との会合時間の調整で船を流しているときは釣りができ、洋上での大物(シイラやカツオ等)が釣れることもあります。
船内の食事ですが、司厨長は、日本の船舶料理士の資格を取得したインドネシア司厨長を採用し日本人職員に日本食を提供しております。
〇休暇は、一航海(約4ケ月)後の揚荷期間中(1.5か月程)となります。休暇中は海外・国内を旅行したり、ゴルフや釣り・ツーリングなどを楽しんでいる船員が多いです。会社主催のゴルフコンペを年に2回開催し、休暇中の船員にも参加していただき陸上職員や取引先との親睦を深めております。
〇大盛丸海運には、趣味など『楽しいことが大好きな人間』が多いです。一生懸命働き、人生を楽しむ仲間を募集しております。
船員採用のお問い合わせにつきましては、下記ホームページの採用情報をご覧ください。
大盛丸海運株式会社 : http:// www.taiseimaru.co.jp