Vol. 067 2024年7月1日
当センターの活動状況をいち早くお届けします。賛助員をはじめ当センター関係者、関係の団体・企業の方々、ニュースレター送付をご希望いただいた方々及び技能訓練に関して登録いただいたアドレスにお送りしています。
【 目次 】
1. 4~5級海技士研修(下関)開講式実施
2. 2024年度合同面談会の開催
3. 海技者セミナーについて
4. 2024年度ODA(開発途上国船員教育者養成事業)の協定書の締結
1. 4~5級海技士研修(下関)開講式実施
6月10日(月)、当センターは関門海技協会(下関)にて、4~5級海技士研修を開講しました。
この研修は、航海科・機関科ともに45日間の授業を受けて臨時国家試験を受験し、その後海技免許講習を受けて4級または5級海技士の免許取得を目指すものです。授業も海技免許講習も、受講料無料で受けられます。今回は九州在住の内航船、漁船の方を中心に、北は北海道の漁船の方ら、合わせて17名がこれに挑みます。
初日の開講式では、当センターの林理事長より、来賓の方々と実施施設の関門海技協会の日頃のご協力にお礼を申し上げ、受講者の皆さんには、日本の海運・水産業の現況を話し、ぜひ免許取得という目標を達成して、ますます活躍されることを期待していると激励しました。
SECOJ 林理事長 挨拶
2. 2024年度合同面談会の開催
外航日本人船員(海技者)確保・育成協議会(日本船主協会、国際船員労務協会、全日本海員組合、国土交通省) 主催(事務局:日本船員雇用促進センターSECOJ)の本年度合同面談会を東京・大阪・広島の3会場及びオンラインで開催いたしました。
昨年度に引き続き、対面及びオンラインによるハイブリッド方式の合同面談会を開催し、6月9日(日) 東京都台東区東京都立産業貿易センター台東館には13名(N10,E3)、6月15日(土)大阪市天王寺区のたかつガーデンには33名(N24,E 9)、6月16日(日)の広島国際会議場には19名(N14,E 5)が参加し、3会場合計で参加者65名でした。
なお、会場参加以外のオンライン面談のエントリー者については、7月2日(火)まで各企業担当者とオンライン面談が行われます。
今回、企業側は過去最多であった昨年同様の32社の参加となりました。(東京会場12社、大阪会場20社、広島会場21社)
参加者数については、関連学校等への働きかけが功を奏してか、昨年度に比べて大幅に増加、機関科の参加者も、水産高校専攻科からの参加もあり、増加しました。今後とも、外航日本人船員(海技者)確保・育成協議会での協議を踏まえ、関連学校等への働きかけを活発化させ、参加者増加を目指していきます。
2025年度訓練生の募集人数は20名程度。8月上旬に訓練生が選考されます。
3. 海技者セミナーについて
(1)東京、福岡の開催報告
6月10日(月)に関東運輸局主催の「めざせ!海技者セミナー IN TOKYO」が、6月18日(火)に九州運輸局主催の「めざせ!海技者セミナー in FUKUOKA」が開催されました。
東京では45事業者がブースを出展、19事業者がWEB配信を行い、JMETS練習船 大成丸、銀河丸の乗船実習生や関東の水産・海洋高校の学生を中心に約290名の来場がありました。福岡では50事業者がブースを出展し、九州の水産高校や海上技術学校の学生を中心にこちらも約290名の来場がありました。どちらの会場でも事業者、来場者ともに昨年度を上回る大変な盛況ぶりでした。
なお、SECOJも両会場で相談コーナーとしてブースを出展し、来場者のご相談対応や技能訓練の紹介等の情報提供を行いました。
4. 2024年度ODA(開発途上国船員教育者養成事業)の協定書の締結
当センターは、国土交通省海事局と連携し、毎年、開発途上国船員教育者を日本に招へいし、教育手法の向上等を目的として研修を行っています。
今年度は、上級コースとしてフィリピンから5名、標準コースとしてベトナム及びインドネシアから各3名を招へいすることとして、3か国と協定書を締結しました。
研修は座学研修と乗船研修で構成され、日程は次のとおり予定しています。
上級コース:9月24日~10月21日(28日間)
標準コース:11月12日~12月4日(24日間)